不動産業者

土地のプロフェッショナル

不動産業者

現在の土地の相場

売買されている土地の価格を、常に一番近くでみているのが不動産業者です。 間近の取引だけでなく何年も価格の推移を見てきた不動産業者なら、現在の相場だけでなくこれからどう動くかも予想できるでしょう。 ですが丁寧に教えてくれる不動産業者もいれば教えたがらない不動産業者もいるので、正しい相場を聞き出すのは簡単ではありません。 向こうも商売ですから買手となる一般の方々には少し高めの水準を教え、売り手である地主さんには安めの価格を教える傾向があるということを覚えておきましょう。 また不動産業者のいう金額も勘と経験がものをいう部分が大きいので、信用しすぎてもいけません。

扱いやすい土地の形

その土地の価格は公示価格や地域の相場だけで決まるわけではありません。土地そのものの広さ、扱いやすい土地の形かどうかも影響します。 相場より安くても10坪の土地では家を建てることもできないので、使い道もなく売れません。 逆に200坪の土地があっても個人で買うには広すぎるので、分割して売るか、不動産屋に売るしかありません。土地の形も、建物を建てやすい形なのかどうかで変わってきます。 正方形に近い形が基本となり、三角形の土地や菱形の土地では設計がしづらく価格も低くなるでしょう。 道路と土地の高低差など造成的費用の有無もあり、土地を買った後でその土地を使うために造成などの費用が必要なら、土地の価格はその分安くなります。 このように、土地そのものの形状でも土地の価格は変わってきます。

チラシの価格と路線価

土地を購入しようと探す場合、ある地域を候補とする場合が多いですが、不動産業者のチラシで情報をチェックして実際に土地を見に行ったり、路線価のチェックを繰り返すとその周辺地域の土地相場が分かってきます。 ある土地がチラシに坪単価50万円で載っていたとしたら、路線価でその土地を調べてみます。それを基準とすることで、路線価の比率から周辺の土地の価格の見当をつけることができます。 路線価で調べるとチラシで坪単価50万円の土地よりも10%高い土地なら、その土地は50万円*110%の坪単価55万円程かな、と予想できます。 土地の形状や周辺環境も土地の価格に影響しますが、ある程度は相場感を掴むことが出来るでしょう。